スマホでできる!写真が見違える明るさ・色味調整の基本テクニック

写真が見違える!明るさ・色味調整の基本テクニック

「撮った写真、なんだかパッとしない…」そんなモヤモヤ、ありませんか?

せっかく一眼レフカメラやミラーレスカメラで写真を撮ってみたものの──
「思ったより暗い」「青っぽくなった」「全体的にどんよりして見える」
そんな風に感じた経験、きっと誰にでもあるはずです。

でも実は、その“なんとなく残念な写真”は、ちょっとした補正だけで見違えるんです。
しかも、特別な知識や高価なアプリは不要。スマホ1台と無料アプリだけでOK!

本記事では、初心者でもすぐに使える明るさ色味の調整方法を、
わかりやすく・シンプルに解説します。

この記事を読むと、以下のようなことがわかります:

  • 暗い写真を自然に明るくするコツ
  • 色かぶりや青白さをスッキリ整える方法
  • スマホでも使える無料編集アプリの使い方
  • 編集の順番ややりすぎないコツ

写真の“ちょっとした違和感”を整えるだけで、印象はグッと変わります。
カメラに自信がない方や、これから趣味として写真を再開したい方にもぴったりの内容です。

それでは早速、写真編集の基本から見ていきましょう。

目次

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「写真がいまいち…」は明るさと色味で解決できる!

「スマホやカメラの性能は高いはずなのに、なんだか写真がパッとしない…」
そんな風に感じたことはありませんか?

その原因の多くは、“明るさ”と“色味”が適切でないことにあります。

写真の第一印象は「光」と「色」で決まる

写真を見たとき、私たちがまず感じ取るのは「雰囲気」です。
この雰囲気を決めている大きな要素が、明るさ(露出)と色味(ホワイトバランス)です。

  • 明るさが足りないと、どんよりした印象に
  • 色味が偏っていると、不自然で違和感のある見た目に

つまり、カメラの性能や構図以前に、“光と色を整える”だけで写真の印象は大きく変わるんです。

プロっぽく見える写真は「補正」で仕上げている

SNSやブログで見かけるキレイな写真は、実は多くの場合、
撮ったままではなく、明るさや色味を整えて仕上げているもの。

だからといって、難しい編集やフィルター加工は必要ありません。
写真本来の良さを引き出す“軽い補正”こそが、初心者にこそ効果的なのです。

次は、そんな「明るさ調整」の基本についてわかりやすく解説します。
暗すぎる写真をどう整えるか、具体的に見ていきましょう。

明るさ補正の基本|暗すぎ・明るすぎを直すコツ

せっかく撮った写真なのに、全体が暗かったり、白っぽくて見づらい…
そんなときは、「明るさ(露出)」の補正が効果的です。

スマホでも数秒あれば調整できるので、写真の第一印象を良くするにはここから始めましょう。

明るさ補正の基本は「露出(エクスポージャー)」を整えること

明るさを調整するときに使う代表的な機能が、「露出」または「エクスポージャー」です。
これは、写真全体の明るさを一括で調整するもので、

  • 暗い写真は露出を「プラス」に
  • 明るすぎる写真は「マイナス」に

設定することで、簡単にバランスが取れます。

オリジナル

プラス補正:白味がかって雲が一面に広がった印象

マイナス補正:暗くなって雲の輪郭がくっきり浮かぶ印象

明るすぎると「白飛び」、暗すぎると「黒つぶれ」に注意

明るさ補正では、ただ明るくすれば良いというわけではありません。
やりすぎると、写真の一部が「真っ白」または「真っ黒」になってしまうことがあります。

  • 白飛び:空やシャツが真っ白になってディテールが見えなくなる
  • 黒つぶれ:影や暗部が真っ黒になって情報が潰れる

自然な見た目に整えるには、「全体が見やすく、ディテールが残っている」バランスを意識しましょう。


スマホアプリでの明るさ補正方法(実践編)

【iPhone標準「写真」アプリ】

  1. 編集したい写真を開く
  2. 画面右上の「編集」をタップ
  3. 太陽マークの「露出」や「明るさ」を調整
  4. 仕上がりを見ながら「OK」を押して完了

【Pixelの「Googleフォト」アプリ】

  1. 写真を開いて「編集」ボタンをタップ
  2. 「調整」から「明るさ」「ハイライト」「シャドウ」を微調整
  3. ビフォーアフターを確認して保存

【Lightroomモバイル(無料)】

  1. 写真を開き、「ライト」パネルを選択
  2. 「露光量」「ハイライト」「シャドウ」でバランスを調整
  3. 特にハイライトとシャドウを組み合わせると自然な仕上がりに

【Snapseed(無料)】

  1. 「ツール」→「画像調整」を選択
  2. 上下スワイプで「明るさ」を選択し、左右スワイプで調整
  3. さらに「コントラスト」や「ハイライト」も合わせて使うと効果的

明るさを整えるだけで、写真が一気に“見やすく・伝わりやすく”なります。
次は、もう一つの重要な要素「色味の補正」について解説していきましょう!

色味補正の基本|ホワイトバランスを整えよう

「なんだかこの写真、青っぽい…」「顔色が不健康に見える…」
そんな違和感の原因は、ホワイトバランス(WB)にあります。

ホワイトバランスとは、写真の「色味(色温度)」を自然に整える調整機能のこと。
撮影環境の光(昼間の太陽光、夕方のオレンジ光、室内の蛍光灯など)によって、
写真の色味は大きく左右されます。

「青っぽい」「黄色っぽい」はホワイトバランスで調整

  • 写真が青白く見える場合 → 色温度を上げて(暖色寄りに)調整
  • 写真が黄色く見える場合 → 色温度を下げて(寒色寄りに)調整

すると、肌の色や風景の色味がグッと自然に近づきます。

オリジナル(夕方)

色温度上げる:濃い夕焼けの印象

色温度を下げる:朝焼けの空のような印象

色かぶりもチェック!グリーンやピンクに偏っていない?

ホワイトバランス調整にはもう一つの軸、「色かぶり補正(色合い)」もあります。

  • 緑がかっている → マゼンタ(ピンク)方向に補正
  • ピンクがかっている → グリーン方向に補正

この微調整をすることで、「なんとなく不自然」な色合いが自然に戻ります。

オリジナル(夕方)

グリーン補正:草本来の緑とショウブの紫が映える印象

マゼンタ補正:草はピンクになるものの、ショウブの紫がより鮮やかになる印象

スマホアプリでの色味補正(実践編)

【iPhone標準「写真」アプリ】

  • 「編集」→「色合い」や「暖かみ」で調整(シンプルな操作)

【Pixel(Googleフォト)】

  • 「編集」→「調整」→「色温度」「色合い」で調整可能

【Lightroomモバイル(無料)】

「カラー」パネルの微調整で非常に自然な仕上がりにできます。

  • 「色温度(Temp)」→ 青〜オレンジ
  • 「色かぶり補正(Tint)」→ グリーン〜マゼンタ

【Snapseed(無料)】

  • 「ツール」→「画像調整」→「ホワイトバランス」で自動 or 手動補正

色味の調整は、「正しい色に戻す」が基本。
フィルターのように色を変えるのではなく、「本来の色に整える」意識で編集することで、写真が自然に、かつ印象的になります。

次は、ここまで紹介した「明るさ」と「色味」をどの順番で・どうやって補正していくか
初心者向けの編集フローを紹介します。

初心者でも迷わない!編集の順番とコツ

「明るさと色味、どっちを先に直せばいいの?」「補正しすぎて不自然にならないか不安…」
そんな初心者の悩みに応えるのが、編集の基本フローとコツです。

ここでは、迷わず自然に仕上げるためのステップを紹介します。

補正の基本順序は「明るさ → 色味」

写真編集の基本は、以下の順で整えることです。

  1. 明るさの補正(露出・シャドウ・ハイライト)
  2. 色味の補正(色温度・色かぶり)

まずは全体の明るさを整えてから、色味を調整するのがポイント。
明るさを先に調整しておくことで、色味の偏りや肌の色も見やすくなり、色補正がやりやすくなります。


加工しすぎに注意!「やりすぎない」が成功のカギ

初心者にありがちなのが、補正を強くかけすぎてしまうこと。

  • 明るくしすぎて白飛び
  • 暖かくしすぎて黄色っぽくなる
  • シャドウを持ち上げすぎてのっぺりする

「自然に見えるか?」を常にチェックしながら、少しずつ調整するのがコツです。

Before / After で変化を確認しよう

補正前後を比較することで、「変化しすぎてないか?」を確認できます。

  • iPhoneやGoogleフォトは、編集画面で長押しすると元画像と比較可能
  • LightroomやSnapseedにも「比較表示」機能あり

やりすぎを防ぐために、一度編集したら、数秒おいて見直すのもおすすめです。

迷ったら「やらない勇気」も大事

写真によっては、あえて補正しない方が味が出ることもあります。
違和感がないなら無理にいじらず、「そのままでも良し」とする柔軟さも、継続のコツです。

次は、こうしたシンプルな補正を習慣にすることで、
写真がもっと楽しくなる!というお話です。

「写真が楽しくなる」スマホ編集を続けよう


写真編集というと、「難しそう」「面倒そう」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、今回紹介した明るさと色味をちょっと整えるだけの補正なら、
1枚あたり1〜2分で完了します。

続けていくと、ただ写真を撮るだけでなく、
「どう撮ればあとで整えやすいか?」と考えるようになり、撮影の質も自然とアップしていきます。

編集は「仕上げ」じゃなく「写真の楽しみ方」のひとつ

写真を撮る→補正する→誰かに見せる or 自分で眺める。
この一連の流れそのものが、カメラ趣味の楽しさの本質です。

  • 撮ったあとに「どう仕上げよう?」と考えるのが楽しい
  • 地味な写真が編集で“映える”瞬間にワクワクする
  • 少しずつコツが掴めて「前より上手くなってる!」と感じられる

こういった積み重ねが、カメラを再開するモチベーションにもつながります。

● 難しく考えず、まずは1枚から試してみよう

「やってみる → ちょっと違う → やり直す」でも全然OK。
無料アプリで非破壊編集(元画像を壊さない編集)なら、何度でもやり直せます。

写真を撮ったら、その中から1枚だけ選んで、
明るさと色味を調整してみることから始めてみましょう。

習慣になれば、写真の見え方がガラッと変わりますよ

まとめ:明るさと色味を整えるだけで、写真はもっと楽しくなる

写真が「なんとなくパッとしない」原因は、ほとんどが明るさと色味のズレ
でも、この記事で紹介したように、ちょっとした補正だけで写真の印象はガラリと変わります。

ポイントは次の4つ:

  • 明るさ補正は「露出・シャドウ・ハイライト」が基本
  • 色味補正は「色温度・色かぶり」を自然に整える
  • 順番は「明るさ→色味」でやると失敗しにくい
  • 「やりすぎない」「比べながら補正」が自然に見せるコツ

難しい知識や技術は不要。スマホ1台と無料アプリだけで、すぐに始められます
まずは1枚から、気軽に試してみてくださいね。

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