雰囲気のある写真にしたいなら、編集で変わります
「雰囲気のある写真にしたいけど、どうすればいいのか分からない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
写真を見返したとき、「なんだか普通すぎる」「SNSで見るような“エモい”感じにならない」とモヤモヤしているなら、それは“編集”で一気に変わります。
特にLightroomのような写真編集アプリを使えば、5つのステップだけで、初心者でもグッと雰囲気のある写真に仕上げることができます。
- 明るさや色のバランスが整う
- 空気感ややわらかさが出る
- 撮ったときの“気持ち”まで思い出せるような一枚に
本記事では、一眼レフやミラーレスで撮った写真をベースに、「エモい雰囲気」に近づける編集手順を、初心者向けに分かりやすく紹介します。
「カメラを久しぶりに再開したけど、いまいち仕上がりが地味…」という方にもおすすめの内容です。
それでは早速、結論から見ていきましょう。
Lightroomなら5つの調整だけで雰囲気ある写真が作れます
エモい雰囲気を出すには、複雑な編集技術は不要です。
Lightroomなどのアプリで、以下の5ステップを順番に調整するだけで、写真の印象がガラッと変わります。
雰囲気のある写真を作る5ステップ
- 明るさとコントラストを整える
- トーンカーブで影を持ち上げる
- かすみ除去をマイナスに調整
- カラーグレーディングで色味を演出
- 粒子(ノイズ)を加えてフィルム感を出す
どれも初心者でも簡単に扱える基本機能です。
それぞれのステップを順番に見ていきましょう。
ステップ1|明るさとコントラストを整える
まずは写真の“基礎”を作る
編集に入る前に、一番大事なのが「明るさとコントラスト」の調整です。
写真が暗すぎたり、コントラストが強すぎると、それだけで“硬い”印象になってしまいます。
「ふんわり明るい」仕上がりを目指しましょう。
まずはここで、写真全体のバランスを整えてから次のステップへ進みます。
ステップ2|トーンカーブで影を持ち上げる
マットな“黒”がエモさを生む
「雰囲気のある写真」に共通するのが、黒が真っ黒じゃないということ。
トーンカーブでシャドウ(暗部)を少し持ち上げることで、“マットな質感”が生まれます。
一気にやると不自然になるので、ほんの少しだけ動かすのがコツです。
ステップ3|かすみ除去をマイナスにして空気感を出す
ふわっとした“空気感”が一気に出る!
「かすみ除去」は、通常はくっきりさせるためにプラスで使う機能ですが、マイナス方向に使うと驚くほど“エモい”印象に変わります。
特に逆光や朝夕の光を含む写真では、これだけで雰囲気のある写真に早変わり。
ステップ4|カラーグレーディングで色味を演出する
「色のニュアンス」が写真の雰囲気を決める
カラーグレーディングとは、シャドウやハイライトに特定の色味を乗せる編集手法です。
これにより、画面全体の空気感や感情のニュアンスがぐっと引き立ちます。
色味の微調整に慣れてくると、あなただけの「作風」が生まれやすくなります。
ステップ5|粒子を加えてフィルム感を演出する
デジタルでも「アナログ感」を出せる
最後に、「粒子(グレイン)」を加えることで、デジタル写真にフィルムっぽさをプラスできます。
ザラっとした質感が加わると、一気にノスタルジックな雰囲気に。
この粒子の加減で、「ただの写真」が「味のある一枚」に変わります。
まとめ|雰囲気のある写真は“再現”できる
雰囲気のある“エモい写真”は、カメラの腕ではなく編集の工夫で作れます。
Lightroomなどの基本ツールでも、以下の5つを押さえれば初心者でもすぐに実践可能です。
- 明るさとコントラストを整える
- トーンカーブで影を持ち上げる
- かすみ除去でふんわり感を出す
- カラーグレーディングで色味に雰囲気を加える
- 粒子でフィルム風に仕上げる
そして、もっとも大切なのは「正解を探すこと」ではなく、「自分の“好き”を見つけること」。
編集は“遊び”です。いろいろ試して、「これ、なんかいいかも」と思える一枚を楽しみながら仕上げていきましょう。