基本構図に慣れてきたら次のステップへ
「三分割法」や「日の丸構図」など、基本の構図を意識して撮ると、今までよりグッとおしゃれに見えるようになった!
そう感じたら、次は 応用構図 に挑戦するタイミングです。

よし、三分割法はだいぶ慣れてきたな。
前より少し上手くなった気がして、撮ることが楽しくなってきた!

ごんざれすくん、ええ調子やな。
よし、そろそろ構図の応用編へステップアップしてみよか!

応用って聞くと難しそうで不安なんだけど…

心配いらへんで!“ちょっと遊んでみよか”くらいの気持ちでええんや^^
応用といっても難しいテクニックではなく、
「ちょっと斜めから撮ってみる」
「視点を変えてみる」
といった小さな工夫で誰でもチャレンジできます。
この記事では、街歩き写真をさらに楽しく、おしゃれに見せる 応用構図の基本5つ を紹介します。
街歩きで、もっと映える応用構図5選
街歩きで、もっと映える応用構図は次の5つです。
- 対角線構図
- トンネル構図
- 前ボケ構図
- 余白を活かすミニマル構図
- シンメトリー構図

また難しい言葉が出てきた。
構図、構図って数学とか物理のトラウマがよみがえる。。。

そんな人のために、この記事では具体的にどんなことをしたらもっとカメラが上手くなるのかまで落とし込んで解説するで!

なんやわからんけど、勉強のことは触れやんとこ。
対角線構図|斜めのラインでダイナミックに
写真に斜めの線を入れると、自然と視線が動き、奥行きや迫力を感じさせることができます。
これが「対角線構図」です。
- 横断歩道を斜めに切り取ると、歩いている人がより生き生き見える
- 路面電車のレールを斜めに走らせると奥行きが強調される
- 夕暮れに伸びる影を斜めに入れるとドラマチックな雰囲気になる

斜めにするだけだったら簡単だね!

ただカメラを斜めにしただけやと“酔いそうな写真”になってまうで
初心者がやりがちな失敗
- 対角線を意識しすぎて、ただ写真が「傾いただけ」になること。
街の中の斜め要素(道路、影、手すり)を探して自然に構図に取り入れること。

トンネル構図|奥行きと物語を作る
アーケード街や並木道のように、両側から囲まれたフレームの奥に主役を置くと、まるで物語の舞台に迷い込んだように感じられるのが「トンネル構図」です。
- アーケードの入口から奥を見通すと“先に何があるんだろう”と感じさせる
- 並木道の先に小さく人物を配置すると物語性がアップ
- 夜の商店街で街灯の光が続く姿を撮ると幻想的

フレーム構図の応用みたいな感じだね!

ええとこに気づいたな!
こっちの方が“奥行き”を強調する分、見る人が引き込まれるんや!
初心者がやりがちな失敗
- フレームの奥に主役を置かず、ただ“トンネルの写真”になってしまうこと。
人や看板など「視線のゴールになるもの」を置くと成功しやすい。

前ボケ構図|奥行きを演出するプロ技
被写体の手前にあるものを、わざとぼかして写し込むことで、主役に自然と目が行くのが「前ボケ構図」です。
- 公園のフェンス越しに子どもを撮る
- 並木道で葉っぱを手前にぼかし、奥の建物を引き立てる
- カフェの窓越しに人を撮ると、街の雰囲気ごと写し込める

ボケってなんだっけ。。。

F値(絞り)のことや^^
F値を小さく(開放気味に)して、主役をしっかり狙うんやで〜^^
初心者がやりがちな失敗
- ボケすぎて主役が見えなくなる
- 前ボケにピントが合ってしまう
“ちょっと前にあるもの”を探す目を持つこと。
木の葉、街灯、手すり…身近なものが全部使えます。

余白を活かすミニマル構図|シンプルで洗練
余白を大胆にとると、写真に洗練された印象が生まれます。
SNS映えするミニマルな構図は、街歩き写真でも大活躍。
- 真っ白な壁に影が落ちているだけでも成立
- 広い空をたっぷり入れて、街灯を小さく配置
- 広場の真ん中に一人だけいる場面を強調

余白ってただの“スキマ”じゃなくてデザインなんだね

そうそう!“空白も主役やで”って思うと、写真がグッと洗練されるんや
初心者がやりがちな失敗
- 余白をとりすぎて“スカスカ”に見えること。
主役をしっかり配置し、余白が「引き立て役」になっているか確認すると◎。

シンメトリー構図|街に潜む“整い”を切り取る
建物や風景の左右対称・上下対称を活かして撮るのが「シンメトリー構図」です。人は整ったものに心地よさを感じるため、この構図で撮った写真はシンプルながら強い印象を残せます。
- 駅や大聖堂の正面に立ち、建物をど真ん中から撮影
- 橋の上で、欄干や街灯が左右に並ぶ様子を中央に配置
- 雨上がりの水たまりを利用して、上下対称のリフレクションを狙う

こうやって聞くと、シンメトリーのものってたくさんあるんだね。

せやろ!左右対称は構造的にも安定しやすいから、建築にも使われることが多いねん
初心者がやりがちな失敗
- カメラが水平になっておらず、対称性が崩れてしまう
- 主役を中央に置き忘れて「ただの真ん中撮り」になってしまう
カメラの表示設定から、グリッド線を表示すると撮りやすい。

まとめ|応用構図は“遊び心”でOK
今回紹介した応用構図は次の5つです。
- 対角線構図
- トンネル構図
- 前ボケ構図
- 余白を活かすミニマル構図
- シンメトリー構図

応用いうても難しいことちゃうことわかってもらえたやろか。
基本も応用も“ちょっと遊んでみよか”って気持ちが大事や^^

確かに!まずは1つだけでも試せば、今までより一歩進んだ写真になりそう
街歩きは、構図の工夫ひとつで「ただの記録」から「作品」に変わります。
ぜひ次の散歩で、応用構図を取り入れて楽しんでください。