
同じ場所で撮ったのに、友達の写真のほうが断然オシャレに見えるんだよな…

そら“色の扱い”やで!
彩度とホワイトバランスをちょっといじるだけで、雰囲気はガラッと変わるんや
街歩きスナップをしていると、「なんであの人の写真は雰囲気が違うんだろう?」と感じることはありませんか。
実はその秘密は「色の調整」にあります。
彩度・色相・ホワイトバランス。この3つを理解し、撮影時に少し意識するだけで、同じ場所でもガラッと印象が変わります。
この記事では、初心者でもすぐに取り入れられる「色を活かした撮り方」を、東京の街を例に解説します。
彩度・色相・ホワイトバランスの基礎知識
まずは基本の整理からしましょう。
それぞれの設定が与える写真の特徴は以下のとおりです。
- 彩度(Saturation)
→ 色の鮮やかさ。上げると派手・ポップに、下げると落ち着いた印象に。 - 色相(Hue)
→ 赤や青など色味の方向性。少し動かすだけで雰囲気が変わる。 - ホワイトバランス(WB / White Balance)
→ 光源に合わせて色を補正。寒色に寄せればクールに、暖色に寄せれば温かみが出る。

彩度って上げればいいもんだと思ってたけど、やりすぎると安っぽいんだよね

せやな。彩度は控えめにするだけでグッと大人っぽくなるんやで
シーン別|東京の街で色を活かす撮り方
ここでは、街の特徴を活かしたシーン別の撮影方法を紹介します。
東京駅周辺のビル群|クールに洗練された雰囲気
高層ビルやガラスの反射が多いエリアでは、都会的な雰囲気を強調するのがおすすめです。
- ホワイトバランス:寒色寄り(蛍光灯や白色蛍光モード)
- 彩度:やや控えめ(派手にしすぎない)
- 色相:青寄りでまとめると統一感が出る
- プラスα:夕方のマジックアワーに撮ると映える

青っぽい東京駅って、映画のワンシーンみたいでカッコいいな

やろ?都会の無機質感はクールトーンが似合うんや


浅草の下町|暖色で人情味を演出
屋台や提灯など、暖かみのある光が多い浅草では、暖色系を活かすと雰囲気が引き立ちます。
- ホワイトバランス:晴天日陰モードやオートをややオレンジ寄りに調整
- 彩度:ほんの少し上げると赤が映える
- 色相:赤・オレンジを強調すると「下町感」が増す
- プラスα:夕方〜夜にかけての時間帯がベスト

浅草の赤ちょうちんって、色が映えるだけでなんか美味しそうに見えるんだよな

暖色は“人情”とか“にぎわい”を伝えるのにピッタリや


日比谷公園|自然の緑をナチュラルに
緑が豊かな公園では「自然に見せる」ことが一番大切です。
- ホワイトバランス:曇りモードにすると葉の緑が深みを増す
- 彩度:控えめ〜自然な範囲にとどめる
- 色相:変えすぎない(緑は不自然になると違和感が強い)
- プラスα:逆光を利用して葉を透かすと爽やか

緑が鮮やかすぎると、むしろ作り物っぽく見えるんだよね

あくまで自然に。緑は“盛りすぎ注意”やで


お台場の臨海公園|夜景を幻想的に
海沿いの夜景は「青や紫系」に寄せると幻想的な雰囲気になります。
- ホワイトバランス:寒色寄り(電球モード)
- 彩度:抑えめにしつつ、光の色を強調
- 色相:青〜紫系に振ると夜景らしさが増す
- プラスα:長時間露光で光の筋を入れると印象的

紫っぽい夜景って、SNSでよく見るけど憧れるんだよな

ホワイトバランスをちょっと寒色に振るだけで簡単に撮れるで!
青山|落ち着いた色味で洗練さを表現
カフェやブティックが並ぶ青山は、落ち着いたトーンでおしゃれに見せるのがおすすめ。
- ホワイトバランス:ニュートラルに保つ
- 彩度:やや下げ気味にするとシックに
- 色相:特定の色を強調せず、全体を整える
- プラスα:モノトーンに近づけると大人っぽい印象

青山って街自体がオシャレだから、写真もそれに合わせたいな

彩度を控えめにして、余白を活かすとスッキリ見えるで
まとめ 撮影時にできるちょっとした工夫
今回の記事では、色からみた街歩き写真の撮り方について、シーン別に紹介しました。
- 彩度=鮮やかさの調整
- 色相=色味の方向性
- ホワイトバランス=光源に合わせて雰囲気をコントロール
東京の街には、クールさ、暖かみ、自然など、それぞれに特徴があります。
いつもどおりの写真に飽きてきたら、その街の個性を活かした撮影をしてみませんか?
「色」の工夫は、その一歩です。
東京の街を歩きながら、自分の好きな色の表現を探してみましょう。
編集について詳しく知りたい方は「写真編集の基本とコツ」も参考にしてください。

次の街歩きは、色を意識して撮ってみるよ!

おお、ええやん!色で遊ぶ街歩き、ハマるで〜
